Talk in Japanese at PHP Conference Japan 2019
Track Name:
Track3
Short URL: https://joind.in/talk/55715
(QR-Code (opens in new window))
このトークは『サイボウズ株式会社』の提供でお送りします。
--
サイボウズの大企業向けグループウェアのGaroon(ガルーン)は、PHPで開発されている17年目の製品です。
PHP 4からPHP 7までアップグレードを追従したり、もともとオンプレミス製品だったものを、クラウドでも提供を行うようにしたりと、今でも現役で開発されており、サイボウズの主要製品の一つとなっています。
17年の開発の中では、多くの「歴戦の勇者」がGaroonという巨大な製品に対して、改善を試みていました。
しかしながら、他のビジネス要件やQAのテスト工数との兼ね合いから、多くの改善が軌道に乗せられていませんでした。
このような改善の難しさの一つとして、開発チームの体制の問題がありました。
プログラマーはプログラマー同士で、QAはQA同士でコミュニケーションをとることが多く、職能を超えたコミュニケーションは決められた場所・決められた人が中心になって行われていました。
そのため一つコードを改善しようと思っても、この開発体制が邪魔をして、思うように進められないことが多くありました。
そんな中、それまでのウォーターフォールでの開発から、スクラム開発に移行しました。
このスクラム開発への挑戦をきっかけに、プログラマーとQAのチーム統合や、プロダクトオーナー・ビジネスサイドとの対話が進み、今ではプロダクト開発に関わるメンバー全員でこのレガシーさに立ち向かい改善が行えるようになってきました。
このセッションでは、そんなサイボウズGaroon開発チームの経験をお話しします。
Comments
Comments are closed.